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映画『竜とそばかすの姫』を観てきました。
竜やベル、その他周りのオリジンは明らかになりましたが、
ジャスティンのオリジンに関しては最後まで明らかにされていません。
Uの中で“正義の味方”と名乗り、竜を徹底的に攻撃していたジャスティンの正体は誰?ということでここからは考察です。
*この先ネタバレを含みます。
『竜とそばかすの姫』ジャスティンのオリジンは誰?<考察>
ジャスティンのオリジンの正体については、ストーリー上では明らかになっていません。
ここで、ジャスティンのオリジンは一体誰なのか考察していきます。
- 恵の父親
- 野球選手
- コメンテーター
- あえて特定しない
① 恵の父親
ジャスティンのオリジンは恵の父親説はかなり濃厚ですね。
その理由が、「他人に対する強い支配欲」です。
Uの中で、“正義の味方”として竜を支配しようとしていたジャスティンと
家の中で息子たちの行動を支配していた恵とトモの父親がとても似ているということ。
攻撃的な性格も腕を振り上げるポーズもよく似ていましたね。
シンプルに考えて父親がジャスティンなのでは?という意見も多いのですが、父親がジャスティンだとすると、あまりにも現実とSNSのリンク付ができていないように感じます。
ベルのオリジンがすずだとアンベイルしていたことは知っていたはずなのに、いざ現実世界ではすずの顔を見てもベルだと初対面のような発言をしていましたね。
② 野球選手
金髪の野球選手が実はジャスティンだったのではないかという説です。
まず、ユニフォームが白と赤色だったことや、金髪青目などの外見が似ていること。
そして外面が良い人でもSNSで攻撃する人はたくさんいるというメッセージだと捉えることができます。
③コメンテーター
野球選手を批判していたコメンテーターが自論で相手を論破しようとしていた姿と、右手のエメラルドの指輪がジャスティンによく似ているということで怪しいという意見も。
ただしこのコメンテーターがジャスティンだと仮定して、Uの中で竜の城を燃やしうちのめす理由が見つからないというのがあります。現実世界で批判している人がUの中でも同じことをするとは想像しがたい部分も。
さらには現実世界では世間は野球選手の味方をしていましたからね。そんな人があそこまで竜を追い詰めることができるかは疑問です。
③ あえて特定しない
ここまで調べてみると、いろんなところにジャスティンの考察要素がちりばめられている気がします。
映画を観終わった後に考察をさせるところまでがこの映画のストーリーだと見こした上で、答えを出させないことがこの映画の本当の目的ではないかという気がしています。
というのも、
誰でも「正義の味方」のフリをして、SNS上で知らない誰かを傷つけることができる
というメッセージではないでしょうか。
まとめ
ジャスティンの正体は誰?ということでまとめてみました!
いろいろなパターンで考察してみましたが、どの考察も非常に納得できるものでした。
私の結論としては
考察させていろんなパターンを視聴者に考えさせることで視聴者にSNSの特徴や利用の可能性を想像させることが目的で、考察全てあり得るように作られている
という結論に至りました。
実際に、すずとベルが別人のようだったように、表面だけでジャスティンが誰かを明らかにするのは難しいんだと思います。
そしてこれこそが、SNSをテーマとしたこの映画のテーマだったのかとも思います。